【事例】鶴見大学歯学部病理学講座
鶴見大学歯学部病理学講座の斎藤一郎教授らの研究グループは、農林水産省の委託事業の一環として「ケルセチンよるドライマウス(唾液分泌量の低下によって生じる口腔乾燥症)」治療の研究に取り組み、その結果、ポリフェノールの一種で玉ねぎ等に多く含まれる「ケルセチン」が唾液分泌を促進させるメカニズムを解明しました。
「唾液分泌の効果」はこの時期インフルエンザの感染症の予防策としても注目されており、今回の研究成果は、ケルセチンを含む機能性食品の開発にも貢献するものと期待されています。
この成果は1月28日付けの米国の科学誌「PLOS ONE」に掲載されました。
近年増加傾向にあるドライマウスは唾液分泌障害により口臭や不快感だけでなく、虫歯や歯周病、肺炎などの感染症のリスクファクターとなることが報告されています。
ドライマウスに罹患していると考えられる潜在患者数は,海外で報告された疫学調査から算出すると日本国内で約800万人から3000万人と推定されており、全身的な膠原病の一つであるシェーグレン症候群の一症状としても知られている以外に、ストレスや更年期障害、筋力の低下などがその複合的な要因の一つとなります。特に中高年は様々な要因により発症することが多いことから効果的な対処法が求められています。
2015年1月
掲載事例
掲載媒体
日本経済新聞本紙全国版、日本歯科新聞、壮快、YOHOニュース、介護ニュース、米科学誌「PLOS ONE」他
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