【広報コラム】プレスリリースの書き方
プレスリリースの書き方に悩む企業に朗報!
記者に選んでもらうプレスリリースは書き方にコツがあります。
プレスリリースの書き方のヒントを、今後のPR活動にお役立てください。
書く前に、リリース本来の役割を考える
「新製品はニュースである」企業の広報活動に携わっている人達の多くはこう考えているのではないでしょうか。けれども、それは間違いです。30年前ならと もかく、今では1日に何百という新製品が登場しています。
ニュースとは、報道する価値があるからこそ「ニュース=新しい事柄」なわけで、新製品の発表はも はや産業ニュースではない、ということを強く認識しなおす必要があります。それを踏まえた上で、リリースの書き方を解説します。
プレスリリース文には、絶対必要な一項目がある
プレスリリースの基礎は5W1Hです。
それより大切なことが1つあります。それは、発表する事柄が、経営上どのような目的があるのか、もしくは、どのような戦略から生まれたのか、といった、経営上のネタ(つまりコンセプト)です。
新製品ひとつにしても、例えば「事実上の参入」ならば、ただその「新製品を発表いたします」だけではなく、なぜその分野に参入したのか、狙いは?といった事柄を書くことが大切です。この部分が記者にとっての「ニュース」だからです。
逆に言えば、これがないプレスリリースは、取り上げられる可能性が低いという事です。つまり、「経営ネタは、プレスリリースにとっての絶対必要事項である」と言えます。
マスコミ現場はプレスリリースの山
マスコミと一口にいっても新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、そして最近ではCS放送など色々あります。その中でも得に企業からのプレスリリースが多いのは新聞と雑誌が筆頭でしょう。
「新聞と雑誌」に、一日企業からどのくらいの量のリリースが届くかといいますと、新聞でも経済関係 だけで、100は下らないのです。雑誌でも、普通の週刊誌で、一週間に段ボール一杯になってしまいます。忙しい最中にプレスリリースが届くと、そのまま放 られてしまう可能性が大なのです。何気なく読んでいる新聞記事も、プレスリリースを書くという事を前提に読んでみましょう
必要な事が簡潔に、ムダなく見 事に収められていることに気がつくでしょう。
プレスリリースはこの新聞記事の源です。つまり、新聞記事は、リリースを書く上でのお手本なのです。文章構成や、流れなどを丹念に読んでみましょう。リリースを採用するのは、その記事を書いている人達です。