【広報コラム】記者発表
記者が記者会見に出席して記事を書くのはニュース性があるからです。
経済記事の場合、それは新製品発売などの企業行動によってその企業がどうなるのか、市場や社会がどう変わるのかが読者の興味を呼ぶと思うからです。
記者会見にふさわしい新技術・新商品のポイント!
製品のプレスリリースは、開発、発売、新モデル発売、売れ行き、新パッケージ、など様々なプレスリリースを出すことができます。
- 新製品開発の背景
- 新製品の特徴
- 従来製品との差
- 発売日
- 予定価格
- 販売予想
- 販売チャンネル
記者会見のタイプをCheck!
「記者会見を開いたが、誰も来なかった」では笑い話にもなりません。発表に値するかどうかの慎重な見極めが大事です。次のチェックリストで2つ以上に合致すれば、十分に記者会見での発表にふさわしいものといえます。
記者発表(単独発表)
単独発表(ブリーフィング)とは、大手マスコミ1社と単独会見し企業の新商品情報をニュースとして流す方法です。
記者の狙いは、いつも〈独占記事〉スクープ。
発表情報がスゴイものならこれはビッグニュース!
くわしい報道に他のマスコミからも取材申し込みは、続々!
単独発表とは
多人数の 記者会見と違って、少人数の記者とひざを交えて会見する方法です。
1社あるいは、特定の数社にだけ取材してもらいたいときに行います。
発表情報がスゴイものなら、これは独占スクープ!記事の価値を高いものにします。
「抜くか、抜かれるか」の記者の気持ちをつかむのが、ブリーフィングのコツです。
多数の記者会見と違って、社長や広報部長が個別に行う会見ですから、その形は自由です。
会社の応接室、小会議室、あるいは一献かたむけながらという場合もあるでしょう。
ブリーフィングによる発表が効果的な例として、次のような場合が考えられます。
- 製品の客観的な社会的評価がわからないので、記者との相談を兼ねるとき
- 製品に絶対の自信があるので、◯◯社にスクープとして扱って欲しいとき
- 記者会見の短い時間での発表だと誤解される可能性があるので、じっくりと内容を伝えたいとき
- 記者が発表したこと以外の付加価値、将来の計画などの詳細を問い合せてきたとき
- 記者とのやりとりをしながら、記者発表のタイミングなどを調整したいとき
- 記者会見では扱いきれない特殊な内容を含むもの
30年間の経験の中から「失敗から学べ!」~「オフレコ」が紙面に~
ところが、オフレコのはずの内容が記事になっており、社長以下幹部は真っ青。
大手納入先から取引停止処分を受け、5カ月後に倒産してしまった。
記者会見をセットした私は、そのことを考えるといまだに心がはれない。
記者発表(共同発表)
10~100社のマスコミ記者に集まっていただき、新技術・新製品を大々的に発表します。
テレビ・全国紙・地方紙・雑誌・業界専門紙・・・・
多数のメディアがいっせいに取り上げるので製品は大ブレーク!
共同発表とは
共同発表は、幅広く世間に自社の製品やサービスを告知したい場合に行います。特ダネとなる1紙(誌)の単独発表とは違い、マスコミにとってニュースとして の価値は下がってしまうため大きな記事にはなりにくいですが、反面多くの媒体で出ますから、より多くのユーザーの目に留まるということになります。ですか ら、経営上の判断で1紙に大きく載せるか、記事は小さくとも多くの媒体に載せるかを決めます。ただし、共同発表の場合は、発表する内容がよほど魅力あるも のでないとマスコミは集まりませんから注意が必要です。
手順としては、まず最初に会場の手配をします。ホテルでもいいのですが、○○会館、などの大きな会議室がお勧めです。一つ気をつけなければいけないのは、 セッティングなどの手間を考えて、ついつい自社の近くにしがちなのですが、本当の主役はマスコミだということです。なるべくマスコミの各社が来やすいよう に交通の便が良い都心(千代田区や中央区など)にします。また、時間も午後2時頃のスタートとするのがベストです。
会場が決まったら、記者発表の案内状を作成します。発表する事項の簡略な内容を文章にし、日時や場所、当日の流れなどは「概要」として表立てで記述しま す。また、下部に媒体名や氏名、連絡先などの記入欄と自社のFAX番号を入れ、出席する場合は申し込み表を送ってもらうようにすると事前の手配や作業が楽 になります。但し、当日申込みをしていない記者が来ることも多いので、出席リストに無いからといって断るのは言語道断です。
案内状の作成には万全の注意を払います。日時・会場の間違いはもちろんですが、当日発表する内容についても、あまり細かく書きすぎてはいけません。という のも、詳細まで書いてしまうと、それだけで発表前に記事にされてしまう事もありうるからです。過ぎたるは及ばざるが如し。
発表当日は会場の準備に充分な時間的余裕をもってあたります(会場手配の際に、そのあたりの時間も充分考慮して予約してください)。受付開始時刻になって もセッティングがまだ終わっていない、などという事はあってはなりません。セッティングが終わって、リハーサルも終わって、心の準備ができるくらいの時間 的余裕が欲しいものです。
進行はスムーズに、質疑応答については予想される質問には充分答えられるように事前準備はしっかりしておいてください。
30年間の経験の中から「失敗から学べ!」
持参した資料を前に、胸を張って待っていたが、約束の時間になっても、記者は誰一人として来ない。了解してくれた通信社の記者の姿もない。
やむなく資料を各社のポストに入れて、とぼとぼと帰途に。プロを自認する私の、それは大失敗だった。
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